データを暗号化して送受信するためのプロトコルである、SSL(Secure Socket Layer)またはTLS(Transport Layer Security)を使用するかどうかを設定します。
補足
- この設定は、イーサネットに関係します。
- この画面の設定は、以下の管理者が変更できます。
SSL/TLS
IPv4およびIPv6について、SSLまたはTLSでのデータ暗号化による通信内容の保護を有効にするかどうかを選択します。
「有効」を選択した場合は、[SSL/TLS通信許可設定]を変更できます。
補足
- SSL 3.0、TLS 1.0、TLS 1.1、TLS 1.2をサポートしています。使用するSSL/TLSのバージョンは[SSL/TLSバージョン]で選択します。
- IPv4、IPv6ともに、[設定] - [セキュリティー] - [ネットワークセキュリティー]画面の[HTTP]の[ポート80]が「クローズ」に設定されている場合は、「有効」が表示され、設定を変更することはできません。
また、ポート80がクローズした状態で[SSL/TLS]を「無効」に設定しようとすると、エラーになります。
SSL/TLS通信許可設定
[SSL/TLS]で「有効」を選択した場合に、暗号化の通信モードを選択します。
補足
- [証明書状態]に表示された状態が[未導入]または[要求中]の場合は、「暗号文のみ」は表示されません。
暗号文のみ
暗号化通信だけを許可します。
何らかの原因で暗号化ができない状態のときは、Webブラウザを使用した通信はできません。
暗号文優先
暗号化ができる場合は、暗号化通信を行います。
暗号化ができない場合は、暗号化しないで通信します。
暗号文/平文
Webブラウザから機器に接続するときに指定したプロトコルによって、暗号化するかどうかが決定します。
「https://機器のIPアドレスまたはホスト名」で接続すると、暗号化ができる場合は暗号化通信を行います。
暗号化ができない状態のときは、Webブラウザを使用した通信はできません。
「http://機器のIPアドレスまたはホスト名」で接続すると、暗号化しないで通信します。
証明書状態
SSL/TLSによる暗号化通信を行うために、機器に機器証明書が導入されているかどうかが表示されます。
補足
- ここに表示された状態が[未導入]または[要求中]の場合は、[SSL/TLS]で「有効」を選択してもSSL/TLSによる暗号化通信は行われません。
機器証明書の導入は[設定] - [セキュリティー] - [機器証明書]画面から行います。
未導入
機器証明書が導入されていません。
要求中
認証局に機器証明書を要求中です。
導入済み
機器証明書が導入されています。
導入済み/要求中
すでに機器証明書が導入されていますが、新しい機器証明書を認証局に要求中です。
SSL/TLSバージョン
使用するSSL/TLSのバージョンを選択します。
補足
- SSL/TLS(IPv4またはIPv6)が有効の場合に、すべてのバージョンを「無効」にすると、SSL/TLS通信ができなくなるためエラーになります。
暗号強度設定
SSL/TLS通信に使用する暗号種別を選択します。
補足
- [SSL/TLSバージョン]での設定によって、選択できる鍵長は異なります。
- 使用するWebブラウザーの対応していない暗号種別のみを選択すると、ブラウザーで本機にアクセスできなくなります。使用するWebブラウザーの仕様を確認してください。
- SSL/TLS(IPv4またはIPv6)が有効の場合に暗号強度を全て無効にすると、SSL/TLS通信ができなくなるためエラーになります。
ボタン
[最新の情報に更新]
表示内容を、最新の情報に更新します。
補足
- 設定を行う前に、このボタンをクリックして機器の最新情報を取得してください。
[OK]
設定内容を機器に反映します。
[キャンセル]
設定内容を取り消します。